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2014-06-04 16:00

農業技術

産学が連携 ITを活用した次世代トマト施設栽培の大規模実証試験を開始

次世代トマト施設栽培
IT融合による統合型次世代農業プロジェクト
鈴与株式会社および鈴与商事株式会社(以下、鈴与商事)は、東京大学、茨城大学、株式会社NTTファシリティーズ(以下、NTTファシリティーズ)、西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)と共同研究契約を締結。鈴与グループの農業生産法人ベルファーム株式会社(以下、ベルファーム)において、次世代トマト施設栽培方式である低段密植栽培の大規模実証試験を開始した。

(画像はイメージです)

これまで鈴与グループはアグリビジネス市場への事業領域拡大、ベルファームは栽培技術の向上やエネルギーコストの削減などに取り組んできた。一方、東京大学のIT農業P研究会ではITを活用した新たな農業システムの調査・研究のほか、環境保全に貢献する次世代農業システムの構築を目指してきた。

今回、それらの産学が連携し、ITを活用・融合させた統合型次世代農業システムを開発することにより、日本の農業における課題解決、ならびに経済成長や国際戦略への貢献を目指す。

この統合型次世代農業システムを用いて、さらに生育環境・生育状況・農作業の3軸モニタリングを実施。ビッグデータ解析に基づく最適栽培管理システムを実現する予定である。

実証試験の概要と共同研究における役割分担
トマト施設栽培の大規模実証試験では、8区画(約400㎡/区画)に分割した実証サイトに対し、低段密植栽培および多段栽培を実施。2014年5月より2年間、栽培データを大量に、効率良く取得する次第である。共同研究における役割分担は、次のとおりである。

・鈴与グループは実証試験サイトの構築と運営、基本栽培方式の開発およびビジネスモデルの検討

・東京大学および茨城大学は基本栽培方式の開発、生育状況・農作業モニタリング技術の開発およびビッグデータ解析

・NTTファシリティーズは実証試験サイトの構築、生育環境モニタリング技術の開発および省エネ・省資源のための環境制御技術の開発

・NTT西日本は農作業モニタリング技術と生育環境・生育状況・農作業の3軸モニタリング情報を統合表示可能とするシステムの開発およびITの農業分野への展開

(ニュースリリースより引用)


期待される研究成果
今回の大規模実証試験では、次の4つの研究成果が期待される。

・生育環境および生育状況のセンサ計測データ、農作業の映像記録データなど、大量の栽培データを取得し、最適栽培モデルの策定と検証、栽培データのビッグデータ解析に基づいて、最適栽培管理システムを開発します。

・アジアのモンスーン気候に適した農業システムとするため、梅雨、夏季高温、冬季低温、などの気候条件での最適栽培管理システムを開発します。

・農業分野における後継者問題解決につながる、技能伝承を可能とするシステムを開発します。

・これによって、生食用トマトにおいて、糖度のバラツキをなくした高収量25t/10aの確保や、高糖度7~9度での安定的な収量の確保を実現します。

(ニュースリリースより引用)


上記の研究成果に至るには、生育環境・生育状況・農作業の3軸モニタリングや最適栽培管理システム、3軸モニタリング情報統合表示システム、低段密植栽培技術等が重要な技術ポイントとされる。


外部リンク

鈴与商事 ニュースリリース
http://www.suzuyoshoji.co.jp/common/pdf/
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